インターネットのファイル交換ソフトで児童ポルノを提供するなどしたとして、埼玉県警は12日、パソコンソフト製作販売会社員渡辺拓也容疑者(28)=千葉県我孫子市天王台4丁目=を児童買春・児童ポルノ禁止法違反(提供、提供目的所持)容疑で逮捕したと発表した。昨年6月にドイツの捜査機関から国際刑事警察機構を通じ、警察庁に情報提供があり、県警が捜査していた。 県警によると、渡辺容疑者は08年9月24日、自宅でファイル共有ソフト「イーミュール」を使って、外国人とみられる10歳前後の女児のポルノ動画を提供した疑い。1月15日には同様の動画2本を、別のソフト「ウィニップ」の共有フォルダに保存し、利用者に提供できる状態にした疑いがある。 押収したパソコンにイーミュールはなかったが、解析したところ昨年3〜11月まで同ソフトを使用していたことが判明。同県警が11月、別の児童ポルノ愛好家3人を逮捕したのを報道で