韓国が1億5000万ドル(約177億円)を投資して天然ガスの探査や開発に取り組んできたミャンマーの海上鉱区で、中国がすべての天然ガスの採掘権を手に入れることになった。 この鉱区には最大で1億8400万立方メートルの天然ガスが埋蔵しているとみられ、年間約400万立方メートルもの生産が見込まれている。韓国政府はこの鉱区で2009年から毎年270万立方メートルの天然ガスを調達する計画でいた。 しかしミャンマー政府は、ミャンマーと中国を連結するパイプライン・ガスラインを無償で提供すると持ちかけてきた中国に、韓国が掘り当てた天然ガスを売ることで合意してしまったのだ。 大宇(デウ)インターナショナルと韓国ガス公社は、2000年にミャンマーガス開発コンソーシアムの70%の株式を確保し、ガス田の発見・開発・生産に成功した。そしてこのガス田は、韓国からの資金や技術で発見されたガス田の中でも最大の規模と