関西電力の役員らに多額の金品を提供していたとされる福井県高浜町元助役の森山栄治氏(故人)が、同町を管轄する県警小浜署の元幹部にも商品券を贈っていたことがわかった。元幹部の一人が取材に証言した。森山氏を巡っては、元県幹部も贈答品を受け取っていたことがわかっている。 小浜署元幹部によると、同署に勤務していた20年以上前、面識があった森山氏から商品券が郵送されてきた。事前に森山氏から連絡などはなく、元幹部は「もらう理由がないのですぐに送り返した。贈られた理由はよくわからない」と話した。
関西電力の役員らに金品を渡していた福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)が1990年代、高浜町を管轄する福井県警小浜署の複数幹部に多額の商品券を贈るなどしていたことが10月4日、関係者への取材で分かった。関電役員らのほか、福祉行政や嶺南振興担当の福井県幹部にも贈答品を渡していた森山氏が、県当局に加え警察との関係性を深めようとしていたとみられる。 ⇒関電金品受領問題を詳しく 多額の商品券を贈られた元幹部は「そのまま送り返した」としている。別の元幹部は取材に対し「(森山氏は)警察にも顔が利くということを誇示したかったのではないか。警察が何らかの便宜を図ることはありえない」と話した。 関係者によると、中元や歳暮、餞別(せんべつ)などを贈られた幹部も多数いたという。助役退任後も教育委員などとして町と関係を持ち続けていた森山氏に、同町役場で餞別を受け取ったある元幹部は「常識の範囲内だったと記憶してい
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