本書「修道院の食卓」は、出版社の創元社の情報では、修道院ライブラリー全4部作の第2巻に当たるらしい。他に、第1部「修道院へようこそ」(参照)、第3部「修道院の断食」(参照)、第4部「修道院の医術」(参照)がある。 ふと気になってオリジナルでも4部構成になっていたのかドイツのアマゾンを覗いて見ると、本書のオリジナル「Die Küche der Mönche」と並んでペーター・ゼーヴァルト編のハードカバーが数冊見つかる。そのまま4部構成なのか、タイトルを見ていくと必ずしも合致していないようにも思える。精神性や庭園などの書籍もあるからだ。ちなみに本書のオリジナルタイトルは直訳すると「修道士のキッチン」ということになり、男性的なイメージがあるが、邦訳書ではシスターのイラストから修道女のイメージを持つだろう。あとで触れるが、それもわかる気がする。 なぜ修道院の本を読む? ごく個人的な関心からでしかな