イザベラ・バード著「朝鮮紀行〜英国婦人の見た李朝末期」(時岡敬子訳/講談社学術文庫)から、19世紀末の朝鮮に関する興味深い記述を引用でお届けするシリーズ、第3弾です。 ※過去記事 8/9付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(1) 9/13付:「朝鮮紀行」イギリス人女性が見た19世紀末の朝鮮(2) 【バードが旅したルート。画像をクリックすると新規画面で拡大します】 「朝鮮紀行」の著者イザベラ・バードはイギリス人女性。1894年(明治27年)1月から1897年(明治30年)3月にかけ、4度にわたり朝鮮を旅行しました。 当時の朝鮮は開国直後でした。 1894年8月に日清戦争が勃発、翌年には下関条約により長年支那の「属国」だった朝鮮は独立します。 列強各国の思惑が入り乱れ、まさに激動の時代にあった朝鮮の貴重な記録ということになります(ちなみに日韓併合成立は1910年)。 この第3弾