東日本大震災の津波に耐えた岩手県陸前高田市の名勝・高田松原の「奇跡の一本松」が枯死したことを受けて、戸羽太市長は13日に記者会見し「残念で忍びない」と語った。枝から4本の接ぎ木に成功していることを説明し、市民に「次のステップに入るのだと頭を切り替えてほしい」と呼びかける一方、樹木ではなくともモニュメントとして残す方法を検討する考えも示した。 戸羽市長は会見で「7万本の中で1本だけ残ったというのは本当に奇跡。海水につかりながら、9カ月間みんなの支えになってくれた」と、「希望の一本松」とも呼ばれた木への感謝を口にした。「枯死」と発表した財団法人「日本緑化センター」などからは樹脂注入などの保存方法を示されたといい、海沿いに整備予定の防災メモリアル公園への移設なども含め、市民や専門家と協議するという。 ◇新井満さん「生き抜いてほしかった」 11月に写真詩集「希望の木」を発表した作家の新井満氏は「生
多くの入場者が詰めかけた東京モーターショー=東京都江東区の東京ビッグサイトで2011年12月2日午前11時6分、手塚耕一郎撮影 2日から10日間にわたって開催されていた「第42回東京モーターショー2011」(日本自動車工業会主催)が11日、閉幕した。前回(09年)より会期が3日短かったものの、総入場者数は前回(61万4400人)より37%増の84万2600人と大幅に増加した。 今回のモーターショーには、国内メーカー14社・15ブランドに加え、海外から21社・25ブランドが参加。24年ぶりに東京で開催されたことで足の便がよくなったことや、平日午後8時までの開場、平日午後6時以降入場のナイター割引入場券の新規導入などが功を奏し、入場者が増えたと見られる。 次回の東京モーターショーは2013年秋に開かれる予定。
ドイツ自動車大手ダイムラーと化学大手BASFは1日、車体に塗る形で備え付ける「有機太陽電池」を使った電気自動車を共同開発したと発表した。両社によると、同電池を使った自動車は世界初。13日からフランクフルトで始まるモーターショーで公開する。 発表によると、有機太陽電池が採用されるのは小型車「スマート フォービジョン」。車の屋根に透明な有機化学染料を使った。従来の充電型の電気自動車と違い発電が可能なため、長距離走行が可能になった。 このほか、車体の軽量化やホイールをプラスチックにするなどしてエネルギー効率を高めることにも成功した。 ダイムラー幹部は「未来の電気自動車を紹介できることは非常に喜ばしい」とコメントした。(ベルリン共同)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く