つい先ほどの話。次の予定まで1時間くらい間があるので仕事でもしようと思い、何気なく駅前のスタバに入った。シャレ乙な空気を楽しんで一人満足気な笑みを浮かべる生粋のスタバユーザーなのだ。 いつもの通り、アイスコーヒーのトールサイズを頼んだ。「345円になります」 指定された金額を払うために、財布の中を確認する。1000円札を取り出そうと思い、ふと小銭入れを除くと相当枚数の硬貨が入っている。おや、これは探せばピッタリ払えるかもしれない。 ジャラジャラと小銭をかき分けて、ついに100円玉3枚と10円玉4枚を見つけた。あと5円玉が…、あれ?ない。5円玉ないか。 あ、でも1円玉が、あ、1円玉が5枚ある。あれ?なんで1円玉、5枚もあるんだろう。まあ、いいか。丁度払えたし。ピッタリ払えてなんだか気分が良い。 私の差し出した硬貨を引き取った店員は、その対価として、すでに準備を終えていたアイスコーヒーを差し出