あの「通勤地獄」の悪夢再び… 2009年03月16日10時00分 / 提供:ゲンダイネット ●不況で企業は横並びへ 高度経済成長による首都圏の過密化が招いた「通勤地獄」。鉄道各社が列車本数を増やしたり、企業と一緒に時差通勤を訴えることで、不快な思いをするサラリーマンは減ってきた。そんな通勤風景が激変しそうだ。 NECがフレックスタイム制度の休止方針を固めた。4月から定時の8時半出社になる。「目的は残業の削減です。それには仕事のスピードアップや効率化が必要。これを実現するには、上司が部下とのコミュニケーションを密にして、しっかりマネジメントできる環境を整えなければならない。そのための休止です」(NECコーポレート・コミュニケーション部) NECの従業員は2万人を超える。本社だけでも数千人だ。彼らが同時に出社すれば、JR田町駅や都営地下鉄の三田駅は大混雑。電車の乗車率も跳ね上がる。 前例がある