女性と話すのが苦手で、女性の手を握ったことすらほとんどない。あるいは、インターネットの画像や動画に中毒になってしまっていて、生身の女性との接し方がわからない。ましてや、女性とお互い素肌で抱き合うようなシチュエーションになろうものなら、緊張しすぎて何もできないか、興奮しすぎて先に果ててしまいそう。 ヒックマン医師のクリニックでは、“セックスサロゲート”と呼ばれるスタッフ6名が勤務している。そのほとんどは若い女性であり、主にマンツーマンで患者の“実地指導”に当たる。 セラピーの内容は患者の症状によって異なるが、女性との話し方から始まり、女性の体への触れ方などを“サロゲート”たちが自分の身でもって教えてくれる。そして、早漏など、女性と行為に及んだ段階で出現する問題を抱えている患者は、“本番”の実地指導も受ける。約15パーセントの患者がこれに該当するという。 セラピーセッションを終えると、患者、サ