昨日、家に帰ってテレビをつけたら、「体罰」が否かどうかという論争をやっていた。 そして、現場の教師が、体罰できないために授業がめちゃくちゃになり、他の生徒が授業を受ける権利を損なわれていると主張したり、生徒に殴られても殴り返せないから教師の体罰を認めて欲しいと訴えていた。 そのような体罰賛成論者は、教師から生徒への暴力に比べて生徒から先生への暴力が圧倒的に多いという数字を持ち出し、それを根拠に体罰の必要性を説きながら、体罰も愛情の一つであると主張していた。 それに対して、体罰反対派の多くは、「問題解決に暴力を持ち込むのは反対」という常識的な意見がほとんどで、そうした良識だけで、今日の学校現場の問題を解決できるとは到底思えなかった。 私は、ルールとしての体罰は反対である。しかし、現場でやむなく発生する“体罰”は肯定する。矛盾していると思われるかもしれないが、ルールとしては禁じられていても、敢