パナソニックは1日、北米で準備していたオンラインゲーム向け携帯ゲーム機を販売しない方針を明らかにした。昨年から実施した試作機のモニター調査の反応などが悪く、事業化は難しいと判断した。 米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載し、無線LAN通信機能を使って、インターネットを通じた多人数同時参加型のゲームが楽しめる携帯ゲーム機を開発していた。しかし、任天堂やソニー・コンピュータエンタテインメントなどの新型ゲーム機との競争激化が予想されるため、販売を取りやめ、経営資源を環境エネルギー関連事業などに注力することにした。【宇都宮裕一】 【関連記事】 <ゲーム機といえば>ニンテンドー3DS発売に長蛇の列 <関連記事>パナソニック:三洋の有名商品ブランド「ゴパン」存続へ <関連記事>パナソニック:三洋「ザクティ」廃止へ <関連記事>パナソニック:3D対応の薄型テレビ 新シリーズ3月発売