「シェアハウス」をうたう東京都中野区の施設で消防法違反を指摘されたネットカフェ大手・マンボー(新宿区)が、他の類似施設も閉鎖するとして利用者に退去を迫っている問題で、千代田区の施設利用者4人が12日、同社を相手に、賃借権に基づく占有を妨害しないよう求める仮処分を東京地裁に申請した。4人は「一方的に短期間での退去を迫るのは違法」と主張。「脱法ハウス」を巡る問題が、司法の場に持ち込まれることになった。 【脱法ハウス 記者が滞在してみた】 4人は20〜40代の男女。申し立てによると、5月24日に突然6月中の退去を求められた。 千代田区の施設には100室以上あるが、いずれも2〜3畳で電話やインターネットの回線も引けない状態。同社が自治体などに「オフィス」と説明しているのは建築基準法や消防法を免れるためで、「住居としての利用を承知している」と指摘した。 実態が住居の賃貸借契約であれば「解約申し