成長都市の前途:’13川崎市長選/下 「多文化共生」に影 /神奈川 毎日新聞 2013年10月22日 地方版 今年8月の川崎市議会市民委員会で、市内の朝鮮学校2校への補助金停止を求める陳情の審査が行われた。川崎市は今年度、学費や整備費などの補助金として840万円を予算計上しているが、市議会の指摘もあって執行は保留されている。 「日本国民だから教育を受ける権利が保障されている。外国籍の子どもは本国が保障すべきだ」「子どもには罪がないかもしれないが、国家が受けた不利益を被るのはしょうがない。僕だって敗戦国憲法である日本国憲法を押しつけられた」。 議員から、これまでの経緯や補助金を出す理由を説明する市職員に厳しい指摘が飛んだ。 1時間超の審査後、自民とみんな、無所属の1人が採択を表明。もう1人の無所属は趣旨採択、公明、民主、共産が継続審査を主張したため、委員会としては継続審査とし、市の新