by Taro Yumiba 2010年の九月から約一年間、オランダ、ハーグにある王立芸術アカデミー、通称KABKのTypemediaコースに留学されたタイプデザイナーの岡野邦彦さんに卒業制作で取り組まれた書体Quintetを中心にインタビューさせて頂いた。 どのようにしてタイポグラフィとタイプデザインに興味持ったのですか? 大学ではグラフィックデザインを専攻していました。ポスター制作などの課題が出た時に、使う文字を調べるために書体のカタログを見たりしてたのですが、なかなかイメージにぴったりと合うものがありませんでした。だったら自分で好みの書体を作ってしまおうと思ったのが始まりでした。 また運のいいことに、当時まだ高価だったMacintoshとFontographer3.1が大学の研究室にあったんです。Macintoshがまだそれほど普及していない頃で、誰も使い方がよく分からなかったのです
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