東京都は22日、新年度予算案を発表し、築地市場(中央区)の豊洲地区(江東区)への移転関連費用1281億円を計上した。移転先の一部土壌からはベンゼンなど高濃度の汚染物質が見つかっており、土壌の安全性を疑問視し、現在地での再整備を求めている都議会第1党の民主党などの反発が予想される。 都は移転予定地約37ヘクタールのうち約14ヘクタールをすでに取得している。新年度に残る約23ヘクタールを取得する方針だ。土地購入費が1260億円で、残りは土壌汚染の対策費や新市場の設計費などにあてる。新年度中に移転予定地をすべて取得した後、2011年度から土壌汚染対策を行い、予定通り14年度の新市場開設をめざす。 予算案は2月下旬開会の都議会で審議される。昨夏の都議選で「強引な移転に反対」と訴えた民主党は予算計上に反発する姿勢を見せていることから、都は今年1〜6月に、予定地の一部で実験的に汚染対策を実施して効
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