アヒル、エビ、てんとう虫、かめ、スズメ、かえる、セミ、カタツムリ、へび、バッタ、コガネムシ、そしてなまず。 このとりとめなく集まった12種類の生き物こそが、目黒区が考える十二支なのであった。 (text by 古賀及子) 十二支は目黒区の緑道にいる 東部に中目黒、南部に自由が丘、北部にあの東大の駒場を擁しながら、基本的には住宅街が主である東京都、目黒区。桜で有名な目黒川沿いや区内では暗渠になっている呑川の緑道で、町並みに緑が多いのも特徴だと思う。 そんな緑道の車止め用ポールの上に小さな(だいたい20センチ四方ぐらいだろうか))動物の像が点在していることは、通りがかるたびに見て知っていた。 色々な種類の生き物がコロッとした丸い形にデフォルメされていて、可愛すぎずかっこよすぎず、絶妙なたたずまいでグッとくる。 目黒区には「みどりの散歩道」という、区が整備して案内看板なども充実している散歩コース