雑誌や新聞などでは複雑な段組みを行って、情報を見やすくしている。ネット媒体の場合、あまりそうした点は考慮されず、二段または三段のカラムで構成されることが多い。しかも幾つかのカラムはメニューなどに使うので、文章自体は殆ど組版が施されていない。 CSSだけとは思えないほど細かく制御されている Webはそういった媒体ではない、と言い切ってしまえばそれまでだろう。だが今後情報の電子化は進み、紙媒体は現状維持ないし衰退していくのは間違いない。そうした時に、Webもやはり読ませる形式を求められるようになるのではないだろうか。それを実現するのがこれだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはEmastic、複雑なカラム構成を実現するCSSフレームワークだ。 Emasticはまるで雑誌のような段組みをCSSで実現している。二段、三段、四段の表示を行い、固定幅または表示サイズに合わせて変化とを組み合わせ