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魔法に関するRedCap97のブックマーク (2)

  • 「剣と魔法の博物館 モンスター編」第113回を掲載:セルキー

    同じ種類の動物でも,ほかより体が大きかったり,特別長寿だったりすると,時代によっては単なる動物ではなく,モンスターとして扱われることがある。なじみ深いところでは又などがいい例だろう。こうした考えは世界中にあるようで,スコットランドでは,大型のアザラシをセルキー(Selkie)という妖精に見立てていたようだ。 セルキーは主に水中に生活する人間型の種族である。では,なぜセルキーがアザラシのような姿で描かれるのかというと,普段は人間のような姿をしているセルキーだが,水中ではアザラシの毛皮をまとって(変身して?)行動するのだという。ひょっとすると彼らがまとう毛皮には,水中での生活を可能にするような,特殊な力が備わっているのかもしれない。 伝承をあれこれと調べてみると,セルキーは温和な種族であることが分かる。扱いとしてはマーメイドやマーマンに近い存在といえるだろう。とはいっても,彼らの仲間であるア

  • 「剣と魔法の博物館 モンスター編」第112回を掲載:フィンヴァラ

    アイルランド北部のアルスター地方には,フィンヴァラ(Finnbheara)という名前の妖精が言い伝えられている。といっても一般的に連想される,小さな可愛らしい妖精ではなく,彼はアルスター地方に君臨する威厳のある妖精王なのである。 フィンヴァラは,「アイルランドの古代伝説とまじないと迷信」の第一巻「11月1日前夜」に登場することで知られている。あるところにヒュー・キングという名の漁師がいた。漁が長引いてしまい,あたりはとっぷりと暮れてしまった。おまけにその日はハロウィン。ヒュー・キングは家路を急いだが,道中,不思議な明かりを見つけ,ふとした好奇心から明かりに近づいていった。するとそこでは楽しそうにはしゃぐ人々がいたが,よく見ると楽しそうにしているのは,妖精や,亡くなったヒューキングの知人達だった。 ヒュー・キングがあっけにとられていると,そこに4頭の白馬にひかれた馬車が到着し,全身黒ずくめの

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