いよいよ改定・児童ポルノ法の施行日が決まった。官報によれば、7月15日をもって施行。来年7月15日から改正後の第7条第1項の適用、すなわち所持に対する罰則が始まることになる。 当初、児童ポルノ法改定案の附則部分に盛り込まれていた、政府が創作物が実際の事件に影響を及ぼすか否かを調査研究する項目が除外され、衆参法務委員会の質疑でも創作物と切り離すことを目指す答弁が記録された。これをもって、マンガ・アニメの“表現の自由”の危惧という点から、児童ポルノ法はひとつの到達点に達したといえるだろう。 もちろん、マンガ・アニメの“表現の自由”が脅かされる危惧は消えていない。青少年健全育成基本法案はすでに国会に提出されている。また、改定児童ポルノ法にマンガ・アニメが含まれなかったことを問題とする視点での報道も行われており、依然としてマンガ・アニメへの規制を求める声はなくなったわけではない。 そうした中で、今
児童ポルノ禁止法改定審議の中で、新たな問題として浮上してきたのが“実在するコスプレイヤーの写真”。中でも、18歳未満のコスプレイヤーの自画撮り写真が取り締まりを受ける可能性だ。 これについては、先の衆議院法務委員会で山田太郎議員も質問したが「児童ポルノの提供罪あるいは公然陳列罪が成立し得る場合がある」という回答がなされている。 確かにネットで検索すればコスプレイヤーのギリギリな“自撮り”は、容易に見つけることが出来る。けれども、いわゆるエロコスROMを作るようなコスプレイヤーは、かなりとうが立ったような者が多かったはず……。しかし、関係者に話を聞くと「それはすでに過去の話だ」という。 あるイベント主催者は次のように話す。 「16歳くらいでも自撮りをやっているレイヤーはたくさんいます。そうした人物がホームページで写真を公開したり、ROMをつくって個人販売しているケースは多く、イベント主催者が
本日4日、児童ポルノ法改定案が衆議院法務委員会を通過した。 委員会の傍聴には、当初用意されていた15席を超える人数が押し寄せ、一部の記者席を傍聴者のために使用するまでになった。傍聴席の中で、一際目立っていたのは、長年にわたって児童ポルノの所持規制を訴えてきた、公益財団法人の日本ユニセフ協会大使を務めるタレントのアグネス・チャン氏である。 委員会の閉会後、取材に応じたアグネス氏は、今回の改定案に対して満足しているとの態度を示した。 アグネス氏は、今回の改定案で最も重要な点として、児童ポルノを所持する者が自主的に廃棄するために一年間の猶予期間が定められたことを挙げる。 「一番大切なのは、(児童ポルノを)自ら処分することです。(猶予期間が)一年あるから、努力によって廃棄していくことができます。(児童ポルノに出演・撮影された)被害者にとっては、これが一番の救いなんです」 そして、当初は附則に取り入
“人外ヒロイン”ブームはなぜ起こった? ブームを牽引する「COMICリュウ」副編集長が制作の舞台裏を語った 『セントールの悩み』(徳間書店)や『はたらけ、ケンタウロス!』(リブレ出版)など、2011年にはケンタウロスを主人公としたマンガが(プチ)ブームを起こした。それ以来、一般誌においてモンスターをモチーフにした“人外ヒロイン”ものは着実に拡大を続け、マンガ『モンスター娘のいる日常』(徳間書店)は累計100万部に迫る大ヒットを記録。今や“人外萌え”は、マンガ界ではちょっとしたブームと呼べるようになっている。 そんな“人外ヒロインマンガ”人気の秘密とは一体なんなのか? 「アニメ『名探偵ホームズ』と『アリス探偵局』を見て“ケモナー”【注:ケモノの擬人化を愛好する人々】になった」と語る「おたぽる」編集者と共に、『モンスター娘のいる日常』が掲載されている「COMICリュウ」の猪飼幹太・副編集長にう
児童ポルノ法改定案の審議が、6月4日の衆議院法務委員会で行われることが決まった。 これを受けて日本出版労働組合連合会などでは6月2日に院内集会を開催し、国会議員への要請行動を行うことを決めた。 現在、開催中の国会の日程は6月22日まで(土日があるので実質6月20日まで)。この会期中に児童ポルノ法改定案が可決されるのは、ほぼ確実な情勢である。 児童ポルノ法の改定案は与野党の協議でほぼ決まってはいるものの、いまだ予断を許さない。なにより今回の改定では単純所持の禁止が盛り込まれることになる。そこで、この部分に危惧を示す声が絶えないことを院内集会という形で見せつける必要がある。 この集会では、国家による言論・表現の統制に関して多くの発言をしている上智大学文学部新聞学科の田島泰彦教授をはじめ、多くの人々から発言がある予定だ。 平日の午前中という開催時間のため、参加者の多くは出版社あるいは関連する労組
株式会社ブロッコリーの管理本部が、ツイッター上で同社の作品『うたの☆プリンスさまっ♪』の同人グッズや音源の交換を行っている人物に対して、警告を行っていることがネット上で注目を集めている。 この警告はすでに2012年の5月から始まっていたもので、当初は音源の交換を行っている人物に対して行われていたが、6月頃からは同人グッズに関する警告が行われている。 同社の警告文は、以下の2種類のテンプレートに即している。 「㈱ブロッコリー管理本部です。権利者の許諾なく音源を交換することは著作権法に違反する行為に該当しますのでご注意ください。」 「㈱ブロッコリー管理本部です。当社は、当社の権利の保全のため、貴殿に対し、本件著作に関連する配布を即時に中止することを求めます。上記対応をいただけない場合には、法律に従って適切な措置を採りますので、あらかじめご承知おきください。」 これに伴って、警告を受けた人物には
「児童ポルノ法」改定をめぐり、与野党による実務者協議が合意に達したことを大手メディアが報じている。条件付きとはなるものの、“単純所持の規制”はもはや避けられない見通しだ。 消息筋によれば、合意案では“所持の規制”を導入するために「児童ポルノ」の定義に踏み込んでいる模様だ。ただ、幾人かの関係者に情報の提供を求めたところ、「実務者協議のレベルなので、報道されるわけにはいかない」と資料の提供は拒絶。口頭で、説明をするにとどまっている。口頭での説明によれば、条文にもかなり手をつけられる見通しだ。 一方、かねてより懸念されていた「二次元規制」については、削除される公算が強まっている。 こうした情勢に対して、業界関係者の意見はさまざまだ。マンガ・アニメなど「二次元規制」の問題を重視する人々の中では、その危機が去りつつあることをもって「なんとか勝利した」という声もある。一方、出版業界などでは「本丸であっ
◆二次創作腐女子を貫く鉄の掟 一方、同人誌の即売会やイベント中止に伴い活動自粛を余儀なくされた腐女子は、陳述でしゃべりまくる渡辺被告とは対照的に、とても静かだった。渡辺被告が捕まった時も、ネット上は怒りの声が上がらず「よかった」的なつぶやきにとどまっていた。少年向けの漫画、アニメを二次創作のボーイズラブとして楽しむ腐女子たちの間には、不文律の鉄の掟「原作に迷惑をかけることなかれ」が貫かれている。普通に漫画を楽しむファンや作者、いわばカタギには迷惑をかけないというヤクザなルールだ。鉄の掟を破った腐女子には制裁が下される。 たとえば腐女子テイストではない、通常の漫画の感想を言い合うネット掲示板で、それこそ「○○(男性キャラクター)は俺の嫁」的な腐女子テイストな発言をしたり、作者やアニメ声優などのサイン会で腐女子風味な質問をしたうかつな人間に対しては、そのツイッターアカウントなどに襲撃がかけられ
かねてより噂されていた、児童ポルノ法改定案から“マンガ・アニメなどの創作物と実際の犯罪の関連性について政府が調査研究を行う”とする付帯事項が削除される見込みであることを、東京新聞ほか各紙が報じている。 与野党の協議の中でこれが削除される見込みであることは関係者などの間で「ほぼ確実」とされていたが、大手マスコミが報じたことでまず間違いないとみてよいだろう。 これに対してネット上では、マンガ・アニメファンと思われる人々が「安心しました」など、危機が去ったかのような発言を繰り返している。 しかし、これは大きな勘違いである。実際のところ、危機は拡大したとみて間違いないからだ。 児童ポルノ法改定案で与党側が攻めるべき本丸と考えていたのは、マンガやアニメではない。彼らの本丸、それはなんらかの制限を設けてでも“単純所持”を規制することにある。児童ポルノの対象物の所持を即違法にするのではなく、性的目的など
「ヴァンガードを遊びつくそう!」をテーマに開催される年に1度の祭典「大ヴァンガ祭」が、今年も4月26日、27日の2日間、東京ビッグサイトの西3・4ホールにて開催されました! 『カードファイト!! ヴァンガード』といえば、株式会社ブシロードが展開する、いわずと知れた大人気TCG(トレーディングカードゲーム)。今年はブシロード創立7周年の年ということもあり、新たな展開が続々発表されている『ヴァンガード』。9月には劇場版アニメ&実写作品の公開も控えています。 そんな乗りに乗っている『ヴァンガード』の祭典というだけあって、「大ヴァンガ祭」の会場内は人の海! 開催中の2日間で、昨年をはるかに上回る1万7500人以上のファンが来場したそうです。客層は男性ばかりかとおもいきや、女性ファンが思った以上に多い印象。また、やはりコミックマーケットなどの同人誌即売会イベントより、若い年齢層のファンが多いですね!
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