とにかく最初から思うようにいかないことばかり、何かを仕掛けても、大抵は失敗に終わった。 それでも残りのわずかな可能性にかけて、ひたすら影の中を歩き、一つ掴まえたら、またその次を目指して歩き出し――そうして小さな希望の光をつないで、必死で生きてきた人生だった。(・・・) だから、仮に私のキャリアの中に何かを見つけるとしても、それはすぐれた芸術的資質といったものではない。あるとすれば、それは、厳しい現実に直面しても、決してあきらめずに、強かに生き抜こうとする、生来のしぶとさなのだと思う。(p.381) ――安藤忠雄『建築家安藤忠雄』(新潮社) 建築家 安藤忠雄 作者: 安藤忠雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/10メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 167回この商品を含むブログ (64件) を見る
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