プロジェクトマネジメントの方法は、各企業によって特徴があろう。さまざまな制限を課せられたプロジェクトマネージャは、どのようにしてプロジェクトをマネジメントしているのだろうか。本連載では、現役のプロジェクトマネージャに登場していただき、実際にどうプロジェクトを進めているのか。またプロジェクトに対する考え方などを伺っていきたい。 シークラフト 代表 加藤清二氏は、制御系システムや組み込みソフトウェア開発を長く経験した後、起業した。そんな加藤氏に、プロジェクトマネジメントのコツを伺った。 ■プロジェクト推進の実態 星野 御社では、プロジェクト方式での仕事の進め方は浸透していますか。 加藤 そうですね。浸透というより、それこそ営業から納品まで、一連のタスクを1つのプロジェクトと見て業務を行っています。コストマネジメントもタイムマネジメントも、プロジェクト管理に欠かせない要素を自然な形で遂行してきた