音響メーカーのボーズ社、先進サスペンション技術を開発 2005年11月30日 コメント: トラックバック (0) AP通信 2005年11月30日 マサチューセッツ州フレーミングハム発――ここは米ボーズ社の本社敷地内にある駐車場、ただし駐車中の車は見当たらない。テストドライバーが乗り込んだ『レクサス』が時速約40キロで向かう先には、片側に5×15センチの角材を寝かせた、くるぶしほどの高さの段差が待ちかまえている。 76歳になるアマー・G・ボーズ博士の顔に子どものような笑みが広がる。まるで倒木を超えて駆け抜ける猫のように、レクサスが角材を乗り越えたのだ。普通の車にはまずできない芸当だろう。 ボーズ社が設計し、このセダン車に取り付けられた実験段階のサスペンション・システムでは、4輪それぞれにリニア電磁モーターが装着されており、これが各々の車輪を素早く上下させた。車が反射テープを通過するとセンサ