日本全国を9つのブロックに分けて、それぞれの地域を舞台に戦う“地域リーグ”。華やかさとは無縁のその場所には、さまざまな事情を抱えながら、サッカーに夢を見る人々の“いま”が散りばめられている。そんな彼らの日常を追い続け、4月に書籍『股旅フットボール』(東邦出版)を出版したノンフィクションライター・宇都宮徹壱氏に、知られざる地域リーグの光と影について、また、この本を出版した経緯について話をうかがった。私たちが普段、意識することのない日本サッカーの姿が、この本から見えてくるのではないだろうか。(取材・構成:スポーツナビ) ■地域リーグに興味を持ち始めたきっかけは天皇杯 『股旅フットボール 地域リーグから見たJリーグ「百年構想」の光と影』 宇都宮徹壱 著/東邦出版/定価:1500円(税込)/ISBN:978-4-8094-0695-9 【 東邦出版 】 ――地域リーグは、J1、J2、JFLの下に