日経情報ストラテジーは2010年12月号で「第3回現場改革力ランキング」を作成した。現場改革力ランキングは企業の財務諸表を基に、直近3年間(3月期決算の場合、2008年3月期~2010年3月期)での現場の「継続的な改善度」を指標化し、順位づけしたものだ。ランキング上位に入った企業には、改革・改善活動をどう現場で実行しているのかを個別に取材した。 今回は評価対象期間のほぼ中間である2008年秋にリーマン・ショックが発生した。その影響で、改善活動に取り組んできたにもかかわらず、業績が悪化してしまった企業が少なくなかった。 そのような厳しい経営環境にあって、改革・改善活動で成果を上げた企業の1社が、男性化粧品大手のマンダムだ。直近3年間は安定して10%前後の売上高営業利益率を上げており、今回のランキング対象企業約600社中では総合7位に入った。 化粧品市場は景気動向に左右されにくいといわれるが、
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