私は流行とかトレンドというものに対して、批判的に見ているところがある。たとえば、コンテンツビジネスにおいて何かを売り出そうとするとき、意図的に流行やらトレンドを作り出そうという試みがなされることがあるのだが、そうしたものに対しては非常に批判的に見ている。その一方で、音楽シーンという言葉で表される流行、トレンドについては、それほど抵抗がなかったりもする。とはいえ、その背景にビジネスが関わっていることを理解していてもなお、音楽シーンに対してはそれほど抵抗がないのだから不思議なものだ。それはなぜなのか、ということをしばらく疑問に思ってきた。 流行を生み出すダイナミクス 流行という現象をどのように捉えるのかは実に難しい。個人的には、流行に関する評論の中で最もしっくり来るのが、岡本太郎の議論。 流行というのは、文字通り流れていく、つまり動的なものであるからこそ、それを積極的につかむことのできない者に
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く