クラウド会計ソフトを提供するfreeeが12月17日、東証マザーズに上場した。公開価格は2000円で、2500円の初値がつき、時価総額は約1200億円となった。 今回の株式公開は、海外の投資家に対しても売出しを行うグローバルIPOとなる。海外比率は7割に及び、「北米を中心とした機関投資家はSaaSをよく理解している。SaaS企業としては初めてのグローバルIPOだ」(freee)と話した。 第2ステップは取引プラットフォーム、第3ステップは金融サービス 現在、freeeはクラウド会計ソフト(ERP)が主要プロダクトだ。単なる会計ソフトではなく、企業が行わなければいけない請求書発行や請求への支払いなど、会計周りのさまざまな業務を支援する機能を持つ。 次に目指すビジョンとして、佐々木大輔社長は取引プラットフォームを挙げた。「社外も含めた効率化、自動化を実現していきたい」。現在、会計と人事労務を中