ロンドン夏季五輪は韓国でももちろん大変な関心を呼んでいる。すでに8月7日(韓国時間)正午現在11個の金メダルを獲得し、「スポーツ強国」ぶりを印象付けている。 韓国でメダル獲得を全面的に支援しているのが財閥や大企業だ。ロンドンには財閥総帥も続々駆けつけ、応援に乗り出している。 アーチェリー強国の背後に現代自動車の支援 2012年8月2日(韓国時間)、ロンドン五輪アーチェリーの女子個人選でキ・ボベ選手が最終ショットで劇的な逆転優勝を決めると、すぐに観客席に飛び込んでいった。キ選手は、一直線に中年男性に駆け寄ると、感激のあまり抱きついて喜んだ。 キ選手を祝福したのは、観客席で最後まで応援をしていた鄭義宣(チョン・ウィソン)現代自動車グループ副会長だ。オーナー会長である鄭夢九(チョン・モング)氏の長男で、大韓洋アーチェリー協会会長を務めている。