ドイツに本社を置くセキュリティ企業、ウティマコ・セーフウェアが、日本市場への本格的な進出を開始した。まず3つのソフトウェア製品を中心に販売していく。 「欧州と日本とでは、テクノロジにそれほど違いはない。ただし日本の場合、個人情報保護法が厳しく、特に南欧などに比べるとセキュリティ実装にすばやく反映されていると思う」――ドイツに本社を置くウティマコ・セーフウェアの日本法人代表取締役、ヤーン・ボスフェルド氏はこのように語る。 ウティマコ・セーフウェアは、PCやPDA向けに認証と暗号化、アクセス権限の制御といった機能を提供するセキュリティ製品を提供している企業だ。欧州では、セキュリティ技術が必須要件となる電子決済システムやETCなどの交通管理システム向けに暗号/電子署名やPKIといったテクノロジを提供し、インテグレーションなどにも携わっている。ドイツ連邦軍やヨーロッパ委員会といった政府/公共機関の