量子コンピューターにまた一歩、集積容易な「量子チップ」 2006年1月13日 コメント: トラックバック (0) John Hudson 2006年01月13日 ミシガン大学の科学者チームが、強力で超高速の新世代コンピューターの開発に大きく近づく可能性を秘めた新たな「量子マイクロチップ」を開発した。 トランジスターの代わりに個々のイオンを扱うことが、量子物理学を駆使し、現在最も強力なスーパーコンピューターにも勝る計算機を構築する鍵となる。 そこで、ミシガン大学のチームは、切手ほどの大きさの半導体チップ上に、帯電したイオンを個々に分離して保持し、その量子状態を操作可能にする「イオントラップ」と呼ばれる仕組みを組み込んだ。 元となる原子が余分な電子を持ったり、電子を失ったりすることで、イオンは正または負の電荷を帯びる。そのためイオンは量子システムの基本要素として好んで用いられる。 「電子を1個