やわらかいアクチュエータ 電動歯ブラシを振動させるモータや、ショベルカーを動かす油圧シリンダなど、動きを作る装置にはたくさんの種類があり、それらをまとめて「アクチュエータ」と呼ぶ。人間の体を機械装置だと思ってみると、筋肉はアクチュエータの一種だ。 人間と機械、筋肉と油圧シリンダ ロボットが能動的に動くにはアクチュエータが必要になる。やわらかいロボットには、ソフト・アクチュエータを使わなければいけないだろう。すぐ思いつくのは、人工筋肉があればなあ、ということである。 人工筋肉を開発しようという試みは活発である。 けれども、生物の筋肉は、本当にお手本となるような良いアクチュエータなのだろうか? もし人工筋肉が手に入るようになったら、私たちはショベルカーを人工筋肉で動かすだろうか? 結論から言うと、筋肉はそれほどいいものではない。 もう少し詳しく見ていく。もちろん、筋肉のすごいところもある。いろ
![ソフト・ロボティクス入門7:筋肉は本当にすごいのか?人間vs.ロボット](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ed1ec3f0ec9bc8601c9a08ac6cd111110525678/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Felasticmindblog.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2015%2F04%2Fhuman-vs-machine.png%3Fw%3D660)