ドーヴァー城(Dover Castle)はケント州ドーヴァーのドーヴァー海峡を臨む海岸の岸壁上に建てられた城。「イングランドへの鍵(Key to England)」という異名を持つ。城の地盤となっている石灰岩の白壁はブリテン島の古名アルビオンの由来となった場所で、ラテン語で白色を意味するalbus(アルバ)という語に基づいている。またドーヴァーはケルト語(古ブルトン語)で水を意味している。十一世紀、アングロ・サクソン時代に要塞が築かれ、1066年、イングランドを征服したウィリアム1世によってモット・アンド・ベイリー式の木造の城が築城、イングランド王ヘンリ2世によって1179年から88年にかけて現在の石造りの城の築城が開始されヘンリ3世時代の1227年ごろに完成した。 古代ローマ~アングロ・サクソン時代紀元前55年、ローマの将軍カエサルはガリア遠征の一環でブリタンニアの侵攻を試みた。このとき
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