日本のCCCDの大半で採用されているCDS。本来はアのように、パソコン用CDドライブで読み取り・再生を防ぐ一方、音楽用CDプレーヤーでは再生できるはずだったが、実際はイのように、例外が続出した。(クリックで拡大) パート1 音楽産業・文化編 音楽文化を傷つけた後ろ向きの2年半 CCCDが登場して約2年半、その間に日本の音楽業界と音楽ファンの間には埋めがたい溝が生まれた。 CCCDは、あらゆる点で問題だらけだった。一番の問題は、「再生保証プレーヤー」がなかったことだろう。本来パソコンでのコピーを防止するために開発された技術だったはずなのに、ミニコンポやカーステレオなど通常のオーディオ機器で正常に再生できないケースがたくさんあった(図1)。さらに悪質なのは、通常のオーディオ機器で再生できなくても、一切返品を認めなかった点だ。このため、買う段階でリスナーに「再生できるかどうかわからない」というギ
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