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カオス解析に関するTEiKAのブックマーク (1)

  • 先進製造プロセス研究部門 複雑現象工学研究グループ

    図1に示す二つの時系列を見てみよう.一見してすぐに,この二つは”違う”ということが分かるだろう.二つはともに不規則に振動しているが,図1上の時系列には似かよった繰り返しのパターンが現れ何かしらかの秩序が見て取れるのに対し,図1下の時系列からはそういった秩序は感じられない.時系列の違いを定量的に表現するには通常,平均,分散,歪度,尖度(およびこれらの指標の元となる確率密度関数)などの線形統計量やパワースペクトルなどが用いられる.ところが図1の二つの時系列の平均,分散,歪度,尖度,確率密度関数,パワースペクトルは全く等しくなる(図2).違いを区別するためには,新たな指標が必要とされる. 非線形時系列解析[1,2]は,一見無秩序で統計的な解析しかできないようにみえるデータの背後にある決定論的構造を定量化するために開発された手法である.具体的にはまず時間遅れ座標変換により時系列から位相空間における

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