パリ(CNN) フランスの女性作家トリスタンヌ・バノン氏(32)が、国際通貨基金(IMF)前専務理事のドミニク・ストロスカーン被告(62)に過去に暴行されそうになったとして、5日に刑事告訴すると表明した。 これに対してストロスカーン被告側は、告訴されることを見越して訴えを起こし、バノン氏が虚偽の申告をしていると主張した。 ストロスカーン被告はホテル客室係を性的に暴行したなどとして、ニューヨークで起訴された。しかしその後、被害者の客室係が虚偽の証言をしていたことなどが発覚し、証言の信憑性が揺らいでいる。 バノン氏の母親は、ストロスカーン被告と同じフランスの社会党の議員。ニューヨークの事件が発生した直後、娘が2003年にストロスカーン被告に暴行されそうになったが、当時は告訴を思いとどまるよう説得したと打ち明けていた。 母親によると、バノン氏は03年にストロスカーン被告にインタビューしたが、取材