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bookに関するTOTmのブックマーク (4)

  • 2011年の児童文学 - 児童書読書日記(仮)

    ヤングアダルトの範囲を活字以外の作品にも拡張するなら、2011年最高のヤングアダルト作品は、幾原邦彦監督のTVアニメ『輪るピングドラム』になります。幾原邦彦は、社会から見捨てられた子供たちがこどもブロイラーという工場のような場所で透明な存在にされるという設定で、子供の置かれている状況に対する厳しい認識を示しています。しかし、その中で生き抜くための力強い励ましを作品に込めていました。 90年代の幾原作品『少女革命ウテナ』で叫ばれていた「世界を革命する力」は、もはや子供たちから奪われてしまい、『輪るピングドラム』のキーワードは「生存戦略」になっています。では、厳しい現実の中で「生存戦略」に明け暮れる子供たちに児童文学はどのような指針を示すことができたのか、2011年の児童文学を振り返ってみましょう。 ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫) 作者: 紅玉いづき,村松加奈

    2011年の児童文学 - 児童書読書日記(仮)
  • J・R・R・トールキン作品のビンテージな表紙イラストや挿絵いろいろ

    「ホビットの冒険」や「指輪物語」など、世界で愛されるトールキン作品ですが、国や時代によって表紙の装丁は様々。そのうちのごく一部を集めてみました。実写版「ホビットの冒険」の第1部がいよいよ公開となるいうことで、2012年はおそらく作者トールキンのファンにはたまらない年となりそうです。 1. 1937年出版の初版はトールキン自身による表紙絵。時価3万ドルくらいにはなるとのこと。 2. 1942年、ロンドンの書店「フォイルズ」が出版した特別版。トールキンはあまり好みではなかったらしい。 3. 1965年にオランダで出版された「指輪」三部作の表紙絵。画家Cor Blokの作品はトールキンもお気に入りだったとのこと。トールキン作品公式カレンダー「Tolkien Calender」2012年版にも多数の作品が採用されました。 4. 1981年のポーランド版3部作。ちょっと不気味 5. こちらもポーラン

    J・R・R・トールキン作品のビンテージな表紙イラストや挿絵いろいろ
  • 大塚康生「ジープが町にやってきた」の画力がスゴすぎてひっくり返った

    好きなものは空と緑とS2000とガンダムとラジコン・ミニ四駆、Perfume(かしゆか)。ときどき子育てとキャンプ。 おそらくこのスケッチの一部、雑誌アニメージュ上に掲載されて見たことがあります。そしてあまりもの画力に驚愕し、自分の画力のなさに絶望したものでした。 表紙にもなっているジープは ウイリスMBジープ。あのワイルドウィリーの原型となったモデルなのでしょうか。ワイルドウィリーの箱絵が大塚さんというのは有名なお話です。 【Amazon】 R/C Models 1/10 XBワイルドウイリー2 トラックのタイヤやキャタピラのスケッチの細かさといったら。もうなんというかただただ圧倒されるばかりです。ただこの正確無比なスケッチが諜報部の気に障ったらしく、補導ならぬ事情聴取。スケッチブックは没収です。 それでも気にすることもなく、新しいスケッチブックで続けたというのですから大塚少年、凄過ぎで

    大塚康生「ジープが町にやってきた」の画力がスゴすぎてひっくり返った
    TOTm
    TOTm 2011/02/02
  • 「ドン・キホーテ」はスゴ本

    「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 ひたすら面白い+泣ける+ハラハラしながら読む。いわゆる「ジュニア版」で筋は知っていたのだが、前編だけだったことが分かった。後編とあわせると、こんなにも芳醇な物語になっていたなんて! あまりにも有名な「風車に突撃」は、可笑しいというより痛々しい。ほら、仁侠映画を見たら肩で風切りたくなるのと同じで、厨二病をこじらせて邪気眼が開いたと喜んでいるようなもの。ちょっと痛いか、かなり気の毒かだ。 ドン・キホーテの場合は、騎士道物語(今でいうならライトノベル)に熱中するあまり、ついに自分を伝説の騎士だと思い込んでしまう。都合のいい/悪いことに、その場その場の思いつきで「なりきる」人物をキャラチェンジするので、周りを混乱させたり自分が酷い目にあったり。このネタは魅力的だ。「ライトノベル」というジャンルが確立し、伝説級のキャラクターもいるから、このプロットは使いまわせるぞw

    「ドン・キホーテ」はスゴ本
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