多くのプログラマにとってアプリケーションのコードを記述するのは楽しい作業だが、そのマニュアルを記述するのは苦痛だと感じられていることだろう。アプリケーションとしての完成度を高めたり、新規機能の追加やユーザから寄せられた要望を実現する方が、ソフトウェアの操作法を文章として書き下すより得られるものが多いからだ。とは言うものの、将来的な開発作業を積極的に支えてくれるユーザをつなぎ止めておくには、分かりやすいドキュメント類を整備しておくことも不可欠である。私を含めた数名の協力者がsrc2pkg(Slackwareの“magic package maker”)の作成者であるGilbert Ashley氏の下に参集して、同氏の開発するプログラムのユーザドキュメントの整備をサポートし始めたのは数カ月前のことであった。本稿ではその際に行った src2pkg wiki の立ち上げプロセスを簡単に解説するが、
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