副題: POSTCARDS FROM THE END OF AMERICA 単行本: 344ページ 出版社: 河出書房新社 (2018/10/23) アメリカめっちゃ終わってる。ドラッグに銃に殺人。失業して離婚してホームレス。治安がワーストなニュージャージー州カムデンでは、「俺がミシェルと話していた3時間くらい前に、3人の男が穴だらけにされた」。なのにカムデン財政は破綻して、「警察部隊全体を解雇した」。本書的な表現でいえば、「マジかよ?」 ベトナム移民の貧困家庭に生まれた中年詩人がアメリカ中を旅して、バーで人の人生を聞く。その情景。川上未映子の解説には「美しい」とありますが、私が思うに、心の底から、ああ、終わってると。
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