2008年8月にひろがりはじめたムンプスのアウトブレイクは、ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット、ケベックで拡大中。ニューヨーク市だけで600例の確定・うたがい症例をかぞえています。 今回は2009年6月に英国で開かれたユダヤ教のサマーキャンプからもどった11歳の少年が発症したのが発端です。当時英国には4000例のムンプスのアウトブレイクが報告されていました。 この少年から24名が感染し、さらに地域で広がり、症例の年齢中間値は14歳。 CDCによると、Jewish Orthodoxコミュニティでのワクチン接種率は83%。 感受性者の多いコミュニティに一度広がると規模が大きくなることがよくわかります。 米国では1989年からムンプスを含むMMRワクチンを12-15ヶ月と、就学前(4-6歳)で接種することになっています。 当時年間5700例ほどあった症例報告は5年後の2003年には年間
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