印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 工事進行基準が原則適用となる「工事契約に関する会計基準」が、2009年4月1日以後開始の事業年度からいよいよスタートとなった。この連載では、工事進行基準適用のために必要となる要件や対応のポイント、そしてその前提となる個別原価計算に焦点を当ててまとめてきた。今回は、実際のプロジェクト管理体制構築の事例を踏まえた個別原価計算の“進化のステップ”を説明しながら、工事進行基準の適用に必要な管理体制とその構築プロセスについてみていきたい。 個別原価計算を行う企業が、プロジェクト管理体制を構築するにあたってのステップは、一般化して以下の5つのステップに分けて考えることができる。それぞれのステップごとに、対応のポイントと問題点について説明していこう。