タグ

サーバーとデータセンターに関するTensorのブックマーク (3)

  • [データセンターの電源対策編]サーバーの数だけUPSを用意してはいけない

    サーバーとUPSを1対1の構成にする――確かにシステムの規模が極端に小さい場合や,事前に構成を全く計画できない場合ならやむを得ない。しかし,ラックが数程度あり,10kW~20kW程度の消費電力の一般的なサーバー・ルームでは,サーバーの数だけUPSを用意すような構成にするべきではない。 例えば,消費電力が700Wのサーバー1台に出力1000W程度のUPSを使うと,UPSの能力としては300W分のムダになる。こういったムダをサーバー・ルーム全体で合計していくと,結果的に数千Wになることも珍しくない。 UPSには容量ごとにモデルがあり,接続する機器の消費電力によって選定できるようになっている。サーバー・ルームの計画からおおよそのシステム全体の規模が分かるのなら,その規模に合わせてUPSを購入すべきである。例えば,UPSの使用年数を5年と想定した場合,多くのケースで大容量のUPSを購入した方が,

    [データセンターの電源対策編]サーバーの数だけUPSを用意してはいけない
  • [データセンターの熱管理編]サーバーの間にすき間を空けてはいけない

    データセンターのラックにおいて,上下のサーバーの間にすき間を空けて設置しているのを見かけることがある。すき間を空けることで風通しをよくして,サーバーに熱がこもりにくくなるようにする意図だろう。この方法は一見もっともらしいが,実はデータセンターのラックでやってはいけない。 サーバーは前面から冷気を吸い,背面から熱気を排出する。すき間を空けることこの流れが変わってしまう。図の左部分を見てほしい。これはサーバーの間にすき間を空けた場合に,空気がどう流れるかを表したものだ。背面に排出された熱気が前面に循環してしまっている。サーバーはこの熱気を前面から吸気するため,サーバーに冷気が流れない。つまり冷却できないことになる。この循環が続くと,いずれは熱暴走を起こす危険もあり得る。 熱気の循環を防ぐのに有効なのがブランク・パネルを使うことだ。ブランク・パネルとは,ラックのすき間に取り付けるパネルのことだ。

    [データセンターの熱管理編]サーバーの間にすき間を空けてはいけない
  • [データセンターの熱管理編]サーバーの背面にケーブルを垂らしてはいけない

    データセンターのラックに設置するサーバーは,ラックマウント型サーバーの薄型化やブレード・サーバーの登場で,1ラック当たりに搭載するサーバー台数が増加している。それに比例して,ケーブルの数も相当な量になっている。仮に高さが42Uのラックに1Uのサーバーをすべて設置すると,少なくとも各サーバーに電源ケーブル,ネットワーク・ケーブル,ストレージ接続用ケーブルの3があるので,100を軽く超える計算になる。実際にはそこまでの多くないまでも,冗長用のケーブルも多数あるため,似たような状況に陥っていることは多いだろう。 ケーブルが多くなると,熱の問題が出てくる。多数のケーブルがサーバーの排気口を塞いでしまうからだ(写真)。背面から熱気を排出できなくなるので,サーバーは空気の循環が行えず,熱による障害につながる可能性が高まる。サーバーの背面にケーブルを垂らしてはいけないのである。

    [データセンターの熱管理編]サーバーの背面にケーブルを垂らしてはいけない
  • 1