結婚して子供ができた。貯金は宣教師生活で食い潰してしまった。ボクは生きる為にお金にこだわった。手柄を立てて給料を上げようと躍起になった。条件が良ければあっさり転職もした。元宣教師のそんな生き方を快く思わない人もいたが、ボクはそーゆー目で見られることも背負って生きることにした。 置かれた状況から本望でない生き方を強いられる人。わかりませんが、みんなそーなのかもしれません。きっとあの上司もそーだった。そんな上司が、軽いノリを装って見るからに古そうな本を貸してくれた。 「むかし、城づくりの現場で働いている石工に「おまえは何のために働いているのだ?」と聞いたら「わしはおまんまの為に働いているのだ」と第一の答えが出た。他の一人に聞いたら「石垣の石を作っているのだ」と第二の答えが出た。もう一人の石工に聞いたら、すっと立ち上がり、胸を張って「おれはあそこに建つ大きな城を作っているのだ!!」と第三の答えが
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