2008年12月29日の始発からシステム障害で運行できない状態となっていたJR東日本の東北・上越・山形、秋田の全新幹線が復旧した(写真)。システムの問題を解消し確認後の午前8時55分、やっと東京駅から始発電車が出発した。 JR東はトラブル原因について「詳細を究明しているところ」(午前9時45分時点)としているが、障害は新幹線の運行を管理する情報システムで発生した。車両やダイヤなど運行の根幹を管理するCOSMOS(COmputerized Safety Maintenance and Operation systems of Shinkansen)と呼ばれているものだ。 29日早朝、COSMOSのコンピュータは稼働しているものの、営業運行に向け列車が割り付けられなかった。調査したところ、前日までの処理の問題によって、当日の運転ができるシステム状態になかったという。JR東の新幹線では前日12月
JR東日本は12月10日から、「発電床」の改良版を使った実証実験をJR東京駅で2カ月間にわたって行う。乗降客が歩くことで発電し、将来は自動改札機や電光表示器などへの利用を目指す。 独立行政法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構とJR東日本コンサルタンツと共同で2006年から開発を進め、実験を続けてきた。人が歩くことで床に加わる振動エネルギーを、床に組み込んだ圧電素子によって電圧に変換し、発電する仕組みだ。 実証実験は同駅は八重洲北口の改札と改札内階段に設置(面積約25平方メートル)して行う。今回は圧電素子の形状や圧力を伝える機構を改良したほか、前回はゴムだった表面を石材のタイルに変更し、歩きやすさを向上させたという。 今年1~3月に実施した実験では、改札を1人通過するごとの発電量は約1ワット秒。今回は10倍の約10ワット秒に引き上げ、試験終了時の発電量も開始時から9割程度までに持続させる
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