世界で通用するクールジャパンの代表格として、ドラマやアニメで誰もが知る人気コンテンツの「忍者(NINJA)」だが、実在した忍者の姿はいまだ謎に満ちている。 そんな中、近年、科学的な研究によって忍術とは自然や社会に対する様々な実践的知識の蓄積であることが明らかになってきた。 このイベントでは、現代科学の視点から忍者の技術や身体能力、知恵がどのようなものだったかに迫る。医学・薬学・食物・天文・気象・火薬・脳科学など忍者の持つ多方面の知恵について、三重大学の学術研究面での協力などを得て、様々な視点からアプローチし解き明かしていく。 また、忍者に縁のある地方自治体や団体でつくる日本忍者協議会とも連携し、日本科学未来館での会期終了後は、三重県総合博物館に巡回予定。 何事にも耐え忍び、強く静かな心で人間の気質や自然環境、社会環境などを掌握する忍者。そこには困難を生き抜くための技が凝縮されている。 紹介