無印良品2003無駄を徹底して省略した極めてシンプルな商品群。この省略をノーデザインと考えず、常に完成度を磨いていく究極のデザインと考えるところに誕生２０年を経た無印良品の新たなヴィジョンがあります。２００３年の無印良品の広告はこの新たなヴィジョンの表明です。しかしながらその広告は発信されたメッセージであるというよりも、無印良品に対する様々な方々の思いを受けとめる器のように働きます。器としてのヴィジュアルの第一弾は「地平線」。ボリビアのウユニ塩湖とモンゴルの平原で撮影した映像です。 ２００３年は無印良品を世界に発信するために、ミラノ・サローネに出展しました。原デザイン研究所はそのヴィジュアルおよびコンセプトブックのデザインを担当しています。
