がん治療について解説した初の著書を4月2日に出版します。この本は、勝俣範之先生と津川友介先生と3人で執筆した共著となります。 『世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療』 実は、この本を作る中で、3人の執筆者と編集者のみんなで協議した中で、ものすごく意見が分かれて、揉めに揉めたところがありました。 それはタイトルでした。 この「最高のがん治療」というタイトルをどう思われたでしょうか?もし、あなたが医療者なら違和感を感じたかもしれません。医療本を良く読む方なら、何だか医師達が書いた本らしくないと思ったかもしれません。 このタイトルは医療者なら普通はつけないタイトルです。 なぜなら、「最高」という言葉を使うのを医療者はとにかく嫌うからです。確率が中心の世界で生きる我々は最高や絶対という治療を決めることが無理であることを知っています。そのため、このような言葉は使いません。 例えば