Samba 3.0でごみ箱を使うにはで、ごみ箱機能を利用する方法を説明した。しかし、複数ユーザーで共有ディレクトリを利用していると、削除した(ごみ箱に移動した)ファイルのパーミッションが700となるため、recycle:keeptreeオプションが期待どおりに動作しないなどの問題点が生じる。 共有ディレクトリでごみ箱機能を使う際は、/etc/samba/smb.confに、 というオプションを設定する。 このオプションにより、.recycleディレクトリ下にユーザーごとのディレクトリが作成され、削除したファイルはそこに移動されるようになる。これにより、recycle:keeptreeオプションも期待どおりに動作するし、ほかのユーザーに削除したファイルの存在を知られる可能性もなくなる。 /etc/samba/smb.confを修正したら、Sambaを再起動する(ディストリビューションによって