新型コロナウイルスの感染防止対策として、食事中も会話の際はマスクを着用する「マスク会食」をPRしようと、黒岩祐治知事は8日、横浜中華街(横浜市中区)で啓発のチラシを配布した。昼時に訪れた会社員や観光客らに「飛まつが飛び交わないよう、マスクを付けたまま会食しましょう」と呼び掛けた。 県職員や横浜中華街発展会協同組合の関係者約10人とともに、マスク会食を紹介するチラシやマスクなど約500セットを配布。県は会食前に新しいマスクに交換し、食べ物を口に運ぶ際だけマスクを外す「マスク会食」を推奨している。 チラシを受け取った男性会社員(31)は「『マスク会食』という言葉は知っているが、面倒なのでやったことはない。会食自体を減らしている」と説明。黒岩知事は記者団に「言葉はかなり浸透していると思った。啓発活動を積み重ね、飛まつが飛び交わない形での会食が広まることが大事だ」と述べた。