X.Org Foundationは15日(米国時間)、フリーなX Window Systemの最新版「X.org X11R7.2」をリリースした。対応プラットフォームはLinuxとBSD、Solaris、Microsoft WindowsとGNU Hurd、ソースコードはX.orgのWebサイトおよび各地のミラーサイトで公開される。 約9カ月ぶりのアップデートとなるX11R7.2は、不具合の修正やオートコンフィグレーション機能の見直しなど、安定性向上を目的とした変更が中心。ほかにも、CompizやBerylといったOpen GLベースの描画マネージャのサポート強化や、セキュリティ拡張モジュール「XACE」の実装、Intel i965チップセットのサポートなどの機能強化が図られている。 今回のリリースは、2006年11月の公開予定が遅延していたもの。同プロジェクトが公表したリリーススケジュー