週刊ダイヤモンド編集部 【第160回】 2008年07月02日 コンビニの深夜営業は本当に必要か? 行政の自粛要請で議論広がる コンビニエンスストアの深夜営業は本当に必要か――。コンビニの経営を揺るがしかねない論議が、にわかに広がっている。 事の発端は6月16日、埼玉県が地球温暖化対策の一環として、飲食店などを含む深夜営業全般に対し、自粛要請を行なう方針を出したことにある。 これに対して、コンビニ業界が過敏に反応。業界団体の日本フランチャイズチェーン協会は4日後の20日に記者会見を開いた。深夜営業をやめることによる二酸化炭素の削減効果は日本全体の0.009%にすぎないことや、24時間営業は社会的要請に対応した結果確立したビジネスモデルであること、女性の駆け込みなどのセーフティステーションとしての役割があることなどを挙げ、深夜営業の正当性を訴えた。 深夜営業の是非はこれまでにも論議の