Kasperskyは、ファイルを勝手に暗号化して金銭を要求する新たな「ランサムウェア」が出現したと伝えた。 ロシアのセキュリティメーカー、Kaspersky Labは8月11日、ユーザーのファイルを勝手に暗号化して「人質」に取るマルウェア「Gpcode」の新しい亜種が見つかったとブログで伝えた。復号するために金銭が必要だとユーザーを脅迫する。 発見されたマルウェアは、感染するとユーザーのファイルをAES 256ビットの暗号アルゴリズムで暗号化するといい、「暗号を解除してほしければ10ドルを支払え」と書かれたメッセージを表示する。メッセージには、マルウェア作者のものとみられる電子メールアドレスとインスタントメッセンジャーのID、URLが記載されている。 Gpcodeは2006年に出現し、今年6月にはRSA 1024ビットの強力な暗号アルゴリズムを実装する亜種「Gpcode.ak」も発見された